TERI(インド・エネルギー資源研究所)によると、気候変動による氷河の溶解がテロリストのインド侵入を容易にし、一方では降雨パターンの変化が雨頼みのインドの農業に影響を及ぼして、貧困問題をますます深刻化させるという。
インド軍関連の通信技術系大学(MCTE, Military College of Telecommunication Engineering)で行われたセレモニーで、TERIトップのパチャウリー博士(RK Pachauri)は、「気候変動がインドに新たな脅威を与えている。北インドの雪解けは、テロリストに(インドへ侵入する)新たな道を開くだろう。そし て、氷河の溶解は北インドの水路に影響を与え、隣国との紛争を先鋭化させる可能性がある」と語った。
また博士は「降雨パターンの変化は雨頼みのインドの農業に影響を与え、貧困問題をますます深刻化させるだろう」と付け加えた。
パチャウリー博士は、2007年にノーベル賞を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のトップである著名な環境学者。博士は、気候変動により、数百万にのぼる「気候難民」がインド国境を渡ってくるかもしれないと警告した。
さらに博士は、「私たちの国防軍は、人道支援活動と『気候難民』に対する国境警備との間で引き裂かれることになるかもしれない。海面上昇は標高の低い地を浸食し、数百万の『気候難民』に、インド国境を越えさせることになるからだ」と語った。
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