〈ニューデリー〉イスラム教の祝日、イード=アル=アドハー(犠牲祭)が9日から始まったが、インド各地で行われた祝典ではいつもの熱狂と音楽は自粛され、ムンバイー・テロの犠牲者を悼んで厳かに執り行われた。
厳粛な雰囲気に包まれたこの日、インド各地のモスクや屋外の祈りの場に、黒いリボンを衣服につけたイスラム教徒たちが集った。そして信徒たちを前に、聖職者らは口を極めてテロを糾弾した。
170人の死者と248人の負傷者を出したテロで、家族を失った同胞と悲しみを分かち合うため、イスラム教団体の多くが今年のイード=アル=アドハーは厳かに執り行うようにと国中に呼びかけた。
首都でも、イスラム教指導者および聖職者らはムンバイーを襲ったテロを厳しく非難し、「イスラム教は平和と愛、寛容の宗教だ」と訴えた。
ムンバイー市民の多くも黒いリボンをつけ、テロを二度と許さないという強いメッセージを発していた。イスラム教徒も互いに祝いの挨拶を交わしていたが、例年のような祝祭ならではの華やかな雰囲気は完全に影を潜めていた。
ボリウッドでもそれは同様で、シャールク・カーン、アーミル・カーン、サルマーン・カーンらイスラム教徒のビッグ・スターたちはいつものお祭り騒ぎは控えることにしたようだ。俳優たちの多くもこの日は黒のリボンを身につけていた。
インド北東部メーガーラヤ州シロンでは、宗教の名のもとに破壊を行う者は誰ひとりとして許さないとイスラム教信者たちが祈誓を立てた。
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