グディー・パドワーはヒンドゥーカレンダーの始まりの月の1日を祝う儀式であり、マハーラーシュトラ人とコーンカニス人たちは新年としてのお祝いをする。この日はまた、偉大なる王シャーリヴァーハナーが闘いでサカ族を破った日でもある。そしてまた、マラティーカレンダーの最初の日でもある。この祭りはヴァサントの始まりを記すものでもある。インドはかつても今もとても広大な土地を持ち、圧倒的に農業社会の国なのである。
祝祭は季節の移ろい、そして種まきと収穫に関わっている。日付は収穫の終わりと新しい収穫へ向けた活動のはじまりを表し、そして農業社会にとって新しい年のはじまりを意味している。グディー・パドワーはラビーシーズン(回教の3〜4月)の終わりも祝う。
学生のニーシャー・ファールケーは「この日は家を色鮮やかな装飾で飾ります。他の日よりもいっそう輝きを増すように支度をします。そして、この日、私はサリーを着ます」と話す。この祭りの日、村の家の中庭はよく掃き清められ、新鮮な牛糞が塗られる。都市においても人々は春の大そうじをするために時間をとる。
女性と子供たちはドアの上がり口のところに複雑なランゴーリーの模様を施す。それは活気のある色にあふれ、春の自然の色が爆発したようだ。みんなが新しい服に着替え、家族が集う時となる。スーントゥパーナクやチャナーといった食事がこの日食べられる。クディー・パドワーはブラフマー王への礼拝として捧げられており、14年に渡る放浪からアヨーディヤーにラーマ王が戻り、即位式を行った記念の祝いと言い伝えられている。
マハーラーシュトラ人はグディーを偉大なるヒーロー、チャットラパティ・シヴァージー・マハーラージに導かれた力によってマラーターを征服したことと連想付け、勝利のシンボルととらえている。グディーは悪魔を防ぐ飾りとして信じられ、家に富と幸運を招くものとされている。グディーはシャカスを破り、シャーリヴァーハナーがパイターンに戻ったときの勝利の象徴である。グディー、ブラフマーの旗はラーマの勝利の象徴とラーヴァンを殺したあと、アヨーディヤーに戻ったことを祝ってどの家にも掲げられている、勝利の印はいつのときも高く掲げられ、それがグディーは旗を意味する由来である。
伝統的にニームの木の苦く甘い葉っぱを食べることでお祭りは始まる。時には、ニームの葉のペーストが用意され、アジワインシード、グル、そしてタマリンドと混ぜ合わされる。家族そろってこのペーストを食するが、そうすることが血を清め、身体の免疫システムを高めると信じられている。マハーラーシュトラ人の家族ではシュリーカンドとプーリーをこの日に作る。
年を追うごとに祝いの儀式は少しずつ変わるが、小さなことに人々が喜びを見いだすという現実に変わりはない。プネーにおいては、家族は新しい年を祝うため、映画館、レストラン、寺院に出かけるため、どこも混雑する。
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